スポーツ選手が月経周期を把握おく利点
スポーツ選手が自分の月経周期を把握しておくと
いつでもパフォーマンスを発揮しやすいという利点があります。
なぜなら、女性ホルモンのゆらぎに振り回されないからです。
月経のある女性は、女性ホルモン分泌のバランスに合わせて4つのフェーズを過ごしています。
①月経期:下腹部痛や頭痛、下痢、肌荒れを感じやすい時期
②卵胞期:心身ともに過ごしやすい時期
③排卵期:排卵による下腹部痛、出血、頭痛を感じやすい時期
④黄体期:むくみ、イライラ、落ち込み、体重増加、眠気、食欲増進を感じやすい時期
4つのフェーズのうち、女性が心身共に「調子が良い」と感じるのは約10日。
これを知っておくだけで、選手の抱える「不安」がひとつ減ります。
特に黄体期と呼ばれる月経前にイライラや落ち込みなど気持ちの不調がでやすい選手は、
パフォーマンス不調=自分が悪い(練習が足りない・やり方がわるい)
となり、自分を追い込む材料をひとつ増やしてしまします。
ですが女性ホルモンのバランスが関係しているということを知っておけば、たとえパフォーマンス不調でも「そういう時期だから仕方がない。」と納得することができ
そのときにできること(アロマケアなど)を選択することができるようになります。
わたし自身大学時代にパフォーマンス不調に悩まされ、落ち込む時間が長く、結果的に辞めてしまったという経験がありますが、
今思えば「あれは月経前だったのかもしれない。」と思うようになりました。
なぜ調子が悪いのかわからず精神的に追い込まれないようにするためにも、スポーツ選手には月経周期について知っておいてほしいなと思います。
そしてそれを伝えてあげられるのは選手のお母さんです。
お母さん自身も女性ホルモンのゆらぎの中で過ごしているので、お母さん自身が日頃から月経周期に合わせてセルフケアなどを楽しんでいれば
自然と選手である娘さんに伝わると思いますよ。
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